喉開けすぎてない?ミュージカル系で高音に悩む方に伝えたい!あなたの不調の本当の原因!
Sep 10, 2023皆さんこんにちは!
REBELTING ACADEMY NEOトレーナーのYuuです!
今日はワンボイスNEOレッスンレポの特別編!ということでブログを書いているんですが、ミュージカル系の方でベルティングを習得したい、
高音に悩みがある、喉を壊して地声で発声するのが怖い方はぜひ参考にしてください。
実は私がワンボイスNEOで担当しているのはミュージカル系の方が多く、舞台経験が長い方やクラシックをずっとやっていた生徒さんが多いんです。
今回その中で、幼少期から有名な劇団に入り10年以上子役を演じてきたHさんのお話をしたいと思います。
業界のど真ん中で華やかな経歴を歩んできたHさんですが、今年6月、Chico先生が帰国して行われたベルティングワークショップにも勇気を出して足を運んでくれました。
その時にChico先生の生の歌声を聞いて感動し、感銘を受けてワンボイスNEOに飛び込んでくれたそうです!
ワークショップ中にも悩みの共有をしてくれたのですが、彼女は在団中に受けていたベルティングのトレーニングで、変な使い方をして喉を潰し発声障害になってしまい、
ベルトすることが恐怖になり、それ以来地声で声を出すことがトラウマになってしまったというHさん。
地声ではソの音までしか出せませんでした。
でも思い切ってREBELTINGアカデミーに飛び込んで、このワンボイスNEOコースの1年間で、自分のトラウマを乗り越えて自分の歌いたいように自由に、かつ人として美しくなりたいです!とそう語ってくれました。
風邪でも歌える!アーティストの為のリベルティング発声法
そんなHさんも、ワンボイスNEOが始まって2ヶ月、BELT1では、地声と裏声の切り替わりを克服し、初回レッスンで地声でDまで、先日、喉開けにフォーカスしたBELT2のレッスンでは、Fまで地声で発声できるようになってきました。
今回、ミュージカル公演で忙しいスケジュールの中、ワンボイスの日々のトレーニングやレッスンをこなしていたHさん。
そんな中、劇団内で風邪が流行っていて、Hさんも風邪ひいてしまったんだそうです。
本番大丈夫だった?と聞くと、
「喉も鼻も浮腫んで唾を飲み込むと痛い感じだったけど声はでた!
いつもだと声を出せる気がしないけど、リベルティングの筋トレシリーズで後ろに伸ばすところを通るとベストじゃなくても声は出せました!びっくりです!」と報告してくれました。
声が出なくて生歌を諦める共演者達も
でも中には風邪でどうしても体調が戻らず、本番で声がでず泣く泣く録音を流していた人もいたそうで、演者にとってこれほど辛いことはないなと思いました。
アーティストや舞台女優さん、声を出すお仕事の人は、その日の体のコンディションってすごく大事ですよね?
体調によって左右されたり、感極まって泣いてしまったりしたら声が出なくなったり、睡眠時間が取れなくて声が枯れてしまったり、かなりのプレッシャーの中にいながら
日々生活していると思います。
そんな悩みを抱えている皆さん!!!
リベルティングで発声を整えていくと、
- 風邪でも歌える
- 声が多少枯れてても歌える
- 寝起きでも歌える
さらに上級者になってくると、
- ウォームアップしなくても普通に歌える
- 話せるなら歌える!
- 息するみたいに歌える!
そんな夢みたいな境地にたどり着くことができます。
「風邪でも歌える」これはREBELTINGの常識です。ワンボイスコースなどで発声の基礎を整えているベルターズ達は、みなさんどんな体調であれ、ある程度は歌えるんです。
その大きな理由に、リベルティング発声法では、声枯れやむせ返りの原因となる「喉の前側」を使わないので、不調を回避して発声することが出来るんです。
これって本当にすごいことですよね?悩んでる方やこの発声方法を知らない人には革命であり、奇跡だと思います!私も最初はこんな歌い方があるなんて信じられませんでした。
生歌で勝負する、生歌で舞台に立つアーティストにとって、リベルティング発声法は本当にお守りのような存在です。
今までとのボイトレ常識と全く違うこと!?
日本でも有名な劇団に所属していたり、ミュージカルや舞台で活動し日本でも一流の世界をみてきたHさんが過去に長く習ったボイトレでは、
- 内側の筋肉が足りていないからお尻の穴から喉まで繋げるように!
- おえっと嗚咽が出るところを使って声を出す
- NEYNEYで鼻腔に当てる
と習ってきて、そこから変な使い方をして喉を壊して以来、怖いからなるべく喉を使わないようにしていたそうです。
じゃあリベルティングではどうやってやってトレーニングしてるの!??
喉を開けるよりも喉仏を上げて声帯を閉じる!
やっと答えが言えました〜。(スッキリ!)
そうなんです!喉を上げるんです。
これ、全く正反対のことを言ってますよね。
ボイトレ界では一般的にタブーとされていることだと思います。
私もLAのChico先生に出会ってワンボイスマスターコース受講前は、日本の色んなボイトレ動画を見て研究していたので、「喉を上げて」なんて聞くと
え!?いいの??喉壊しそう・・。
と、今まで常識だと思っていたことと正反対すぎて疑いを隠しきれませんでした。
ハイラリはダメ!喉仏を指で押さえて発声する!喉を下げて!など、よく言われていることですが、
喉を上げる?!
でもですね!!もう本当にここがミソなんです!!!
ミソすぎてこれを知ったら、皆さんの今の高音の悩みが全て解決されるかもしれません。
歌えないのは才能じゃなく発声の問題
Hさんは歌唱になると、音が高くなるにつれて裏声になっていたんです。
高い音になると「喉上がっちゃうかも、、怖さがまだあります」と、喉を痛めないために喉開けないと!!ガチガチになっていたHさんにREBELTINGオリジナルの喉上げエクササイズでやってもらいました。
すると、歌ってる最中に「あっっっっ!!!」と驚きの顔!
お!何かヒットした様子!!!
何が起こったのか聞いてみると、
このエクササイズで歌ったら、
最初から使ってるポジションが全然違いました!!
喉のことなんて考えてなかった!
いつも裏声にひっくり返るところが地声で出せて、
歌ってる最中にびっくり!ここだ!ってなりましたー!!!!
とHさんの中で大きなブレイクスルーが起こったようです!
私はその瞬間を目の当たりにして、頭に稲妻が走ったような体験をしました。この場面に立ち会えるのが、リベルティングを教えていて一番嬉しい瞬間です。
そうなんです!
Hさんに起こっていたことは「喉が開くから裏声にいってしまう」シンプルですが、喉を開けなさい、喉仏を上げないように、ハイラリはダメ、というボイトレ常識が広がる中で、ここに気づいて、
的確なアドバイスで瞬時に発声を整えられるボイストレーナーはほとんど居ないと言っても過言ではないと思います。
そこから喉を上げるという天地をひっくり返すようなエクササイズを考え出したChico先生は本当に凄すぎます!!ボイトレ界のアインシュタイン!!
- 私は才能がないからできないんだ
- 私は歌が下手だからできないんだ
- 私は特別じゃないからできないんだ
そうじゃないんです!今までできなかったのはあなたのせいじゃない!ただ発声の基礎ができてなかったり、声の整え方が間違ってるだけなんです!
この方法で今まで何百人という人が、高音の悩みを克服して「歌が楽しい」と、夢を叶えたり、自分の立つべき場所へと羽ばたいて行っています。
Hさんも3ヶ月後、半年後にはかなり高音発声の状態が変わって、もっともっと歌うことが楽しくなっているはずです!
圧倒的サポートの裏側
リベルティング発声法はものすごく効果が高いものですが、発声障害はとても難しいケースなので、慎重にChico先生にしっかりアドバイスをもらいながら、
レッスンのメニューを相談して進めていきます。
この日もHさんのレッスン前に、ロサンゼルスのChico先生にLINE電話をしてメニューの確認をしていただきました。もちろんChico先生も、
ワンボイスNEOの課題投稿や無制限サポートでHさんの声の状態をご存じなので、回答は秒で返ってきました。
「Hさんはこの練習を入れて、逆にこの練習はやらないで」など、ワンボイスNEOの決まったカリキュラムはあるけれど一人一人に合った練習法を優先して、
とにかく生徒さんの悩みを解決して歌う喜びに目覚めて欲しい一心でレッスンの方向性を決定します。
表現を重視する実力派ミュージカル女優さんへ
彼女のように一見華やかな世界にいるように見えても、こういった高音の悩みや発声障害を患ってしまうミュージカル女優さんは本当に多くて、後をたちません。
「リベルティングは最後の駆け込み寺」と舞台に立つクライアントさんからよく言われるのですが、皆さんの切実な悩みを聞くたびに、リベルティング発声法をもっと知ってほしいなと思います。
もちろん、喉を開けることはとても大切で、喉開けトレーニングは、リベルティンのワンボイスマスターコースでも徹底して行います。ですが、その練習方法は、
一般的に言われるような安易に考えつくような開け方ではないんです。
ワンボイスマスターコースはしっかり発声の基礎を構築していく土台作りに大きな秘密があり、細かく緻密に計算された道順で作られています。
そして、最終的には世の中の色んなタブーを超越して、感情のおもむくままに「何やっても良い」「何やっても喉を壊さない」自由な発声を手に入れることがゴールです。
- 地声で張り上げてもいい
- 思い切りシャウトしてもいい
- ディストーションをかけてもいい
- 鼻にかけてもいい
- 裏声ミックスでもいい
- 裏声でもいい
感情を表現するためには、どんな歌い方でも良いんです。リベルティング発声法では、どんなことをしても喉を痛めることのない発声の基礎を作っていくことを重視しています。
自由に歌っていい、思いっきり感情を表現していい、歌い手としてこんな幸せなことはないですよね?
リベルティング発声法は、自己表現を大切にするアーティストの為に作られた発声法です。
ぜひ、声に悩んでいるミュージカル女優さんをはじめ、表現者のみなさんに習得して欲しいと思います。
知ってることとできることの違い
最後に先日Chico先生がワンボイスNEO生に向けた言葉を皆さんに贈ります。
「出来ない人が出来ない頭で考えても出来ない。
自分の枠をこえて行かないといけないから。
出来ない枠で物事を考えてもここの枠から出れないのね。
今実際に実力として目の前に技術として出せなかったら
その知識はなんの役にも立ってません」
ぐさっと突き刺さるような言葉かもしれませんが、本当にそうですよね。
今習っていることが何年たっても効果が出ずに悩んでいるなら、これから習い続けても効果は出ないと思います。
声を扱うお仕事の人は、声を整えていくのも自己管理、仕事の一貫だと思うので
歌手を目指している方は最初のうちにしっかりリベルティングで基礎・土台作りをしていきましょう!!!
その辛い悩み、リベルティングで解決してください。
この記事を書いた人
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NEOトレーナー Yuu
私の人生を変えてくれたREBLTING発声法を
高音に悩む全ての人に届くように!活動しています。
只今東京・広島・福岡と対面レッスン実施中!
中級レベルの方のレッスン、ワンボイスNEOを担当しています。
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