ベルティング発声のパイオニアChico先生による帰国レッスン潜入レポ!③
Mar 03, 2023みなさま、こんにちは!
REBELTING ACADEMY NEOトレーナーのNanamiです。
2022年12月から2023年2月までの2ヶ月間、
Chico先生がロサンゼルスから日本に帰国されていました!
というわけで、連日満席の大人気ボイトレレッスンに、レコーディングに、ワークショップに、
更に夜は業界の方々との会食に、超多忙なChico先生の東京滞在に密着してリベルティング発声法のその効果の秘密を側で学ばせていただきました。
Chico先生といえば、業界でもトップクラスに高額なボイトレで有名だと思います。
一体あのChico先生のレッスンを受けるのはどんな人なの?
どんなレッスン内容なの?とずっと気になってる方もいると思いますので、
今日はこのブログを読んでくれている皆さんへ、
Chico先生のレッスンの秘密をお届けしたいと思います!
Chico先生の帰国レッスン潜入レポ!その③
2月のとある日、今回はなんとChico先生の出張レッスンに潜入してきました!
今回のクライアントは超人気ブロガーのHさんです。
何万人とフォロワーがいるその界隈では超有名な方でございます。
ご自身で連日イベントを開催されている為、今回はHさんがイベントを開催しているスタジオに
Chico先生が出向き、VIPコースの出張レッスンをすることとなりました。
イベント会場は50名規模くらいでしょうか。
この日も夜からイベントでしたが、そのイベントが始まる前に観覧されるお客様をスタジオに入れて、
なんと!みなさんが見ている前での公開レッスンなのです。
+インスタライブ配信で何万人のフォロワーさんに向けても公開します!
大勢の人の前に登場するChico先生。
私だったら絶対緊張しちゃうけど、いつもと何一つ変わらないChico先生の姿が。
凄すぎる。。。。
しかしですね、実際はイベント会場まで先生と一緒に移動してたのですが、真っ赤なリップに
ヒョウ柄のコートに身を包んで颯爽と歩きながらも「あー緊張する、、」と言っていたのです。
陰ながら緊張と戦っているんですね。全然そんな風に見えないんですけどね。
本当にすごいですよね。
さて、いよいよレッスンスタートです!
「本当に音痴だったんだけど、Chico先生にレッスンしてもらってからめちゃくちゃ上手くなったんだよ」と冒頭にみなさんの前でお話しされるHさん。
ご自身のことを音痴と仰るHさんですが、ベルティング習得にも絶対的に必要なアーティストマインドが素晴らしく、
「自己陶酔に入る、なりきる、というかいつもそれで生きてる。」とのこと。
表現したいビジョンが明確に脳内にあるんですね。
Chico先生も「Hさんは常に自分の中にビジョンを描いていて、そのビジョンと体が繋がるためにダンスをしたり、
歌を歌おうとしてるんだと思う。本当に面白いのよHさんは。」と会場のお客さんにHさんのパワーの秘密を説明します。
公開レッスンまずは基礎練習から!
さぁまずはリベルティング発声法お決まりの基礎発声!喉のパイプを大きく広げて体と声を繋げる丹田エクササイズからやっていきます。
会場のみなさんにはリラックスしながら見守ってていただきます!
舞台上で丹田エクササイズをしながら歩くHさん。
「肩・背中リラックスしてもう少し体斜めにして」
「もう少し喉開いて」
「下に掘っていくと思って」
Chico先生がシンプルだけど的確なアドバイスを送ります。
それに即座に答えるHさんのなりきり力!
おー!どんどん響く声になってきた。
「自分の声と体が繋がるポジションを探して」
「今の良かった!気持ちいい!」とHさん。
ChicoP:「皆が見てるところでやるの難しいよね」
Hさん:「そう?なんかもう慣れちゃったな。こんだけイベントやってると。」
わーすごい境地だなぁ。。
ChicoP:「前はHさん可愛い歌声だったと思うんだけど、今とくかく声を掘っていって魂レベルの深いところに繋げる、
ということをやってるので、声の印象が昔とは全然違うと思います。かっこよくない?」と会場のお客さんに説明する先生。
次はSWINGDOWNエクササイズです。
こちらも声・体・心を繋げていくリベルティング発声法お馴染みの基礎練習!
体を振り子のように前に倒すときに体の力を抜くのがポイントですが、
Hさん「なんかすっきりしない」と。
なので丹田エクササイズをしている感覚でSWINGDOWNをしていきます。
「今のよかった!」とChico先生が言っても「うそ?」と。
Hさんの悩みは、音階が聞き取れないこと。
音の感覚が分からないから自分でスケール練習をしても、その音程が合ってるのか合ってないのかが自分だと分からないそうです。
それでも声出しの直前にChico先生が歌ったりピアノでスケールを弾くとちゃんと音を当てられるんです。
当たっても「当たったの?」というHさん。とっても可愛い。
一般的に「音痴」と言われますが、自分が発声した音が合ってるのか分からない、と言う方もレッスンではいらっしゃるそうです。
「誰もが同じように音を耳で認識しているわけじゃないから、その人がどうやって音を聞いているのかに合わせてトレーニングをしていく」と、
そういう感覚派の方には音のイメージを言葉で伝えるChico先生。
ChicoP:「2番目と3番目の音を気にかけてあげて」(フラットするので)
「2番目は明るい階段を上って」
言葉で音のイメージを伝えると音がばっちりハマるHさんに会場から温かい笑いが♡
「この音は何色?」
Hさん:「オレンジ」
ChicoP:「じゃオレンジでやってみて」
おー、音が明るくなったー!すごい!
音が云々よりも、声になんの力みもない。
すごい。
ChicoP:「喉の力みを取るのに普通の人は何か月もかかったりするのに、これって本当に凄いことなんだよ?」
Hさん:「そうなの?私いつもリラックスしてるからな。逆にリラックスしてって言われるとどうしたらいいのか分からなくて。いつもリラックスしてるから、逆に変な感じになる(笑)」
いつもリラックスした状態でいられることって稀ですよね。
さすが超人的なお方だなと思いました。
さて、スケール練習はこれくらいにして、歌っていきましょう。
ここでHさんが会場のお客さんへ語りかけます。
「でもさ、大人のボイトレ見る機会なんてなくない?貴重だよね。最初私もしんどかったの。
ボイトレの先生と二人きりで練習するっていうハードルがまずあるじゃん。
恥ずかしくなるもん、丹田エクサとかも。先生の前でまずやらなきゃいけないっていうのがハードル高い。
でも乗り越えてきました。だから皆さんにお見せできるようになったんですよ。」
こんなに成功していて影響力もあって、何度も大きな舞台に立っているHさんでも最初ボイトレのハードルがあったのですね。
私も実はいまだにChico先生にレッスンしてもらう時、緊張するのです。
緊張や恥ずかしさなどの自分の中のハードルをみんな一生懸命に超えてボイトレしているんですよね。
そっか、みんな同じ気持ちなんだな。
歌唱でもやっぱりHさんは全然力みがなくて、本当に自分に素直にリラックスしてその音を出しているのが分かります。歌うときにどうしても頑張っちゃったり、かっこよく歌いたい、うまいって思われたい、とかそういう邪念が出てきたりしませんか?
Hさんからはそういった感情を一切感じないんです。
子供のような純粋な声の出し方をされています。
ダンスするみたいに歌っていて、曲のイメージを声で表現している感じが伝わります。
歌い終わると会場から大きな拍手が!
Chico先生も「何ももう言うことない。最高!感動したよ。」と声をかけます。
会場にいる皆さんも泣いている。。。!!
「めっちゃいいじゃん!」とみんなから言われても
「うそ?本当?」と、ご自身では音が合ってたのか分からないみたいです。
ChicoP:「音も合ってるよ。もうなんにも気にしなくて大丈夫だから」
昔のHさんの歌声を知っている方から
「体の内側の感情と繋がってるのが分かる声だったし、声量もすごいよ!
うまくなったね~。Hちゃんの音痴は直らないと思ってた(笑)」
というお声が。
これにはChico先生も
「Hさんやるために今回私日本に帰ってきたのかなと思った」と!
確かに!
Hさん:
「レッスン1日目では歌えない歌えないって言ってたんだよ。
でも先生のおかげで歌に対する大きなものが取れた。不要な思い込みが取れると動けるんだよ人って。
それを見せたくて公開ボイトレしようって。出来るようになってから見せるなんて誰でもできることするなよ、って思ってさ。
歌への苦手意識が強すぎて、今まで4年も歌ってるのにこんなことしようと思ったこともなかった。
カラオケですら歌おうとも思えなかった。誰かの声がかぶさってないと、とてもじゃないけど歌えなかったんだよ。
なんか自分もやってみようと思いませんでした?
夢中になりたいだけだと思うんですよ、みんな。自分自身に夢中になれるもの。声を体と繋げたいんだよね。」
素晴らしいお話を聞かせていただきました。
人が一生懸命頑張ってる姿って本当に感動しますよね。
「これで心置きなくLAに帰れます!」と言うChico先生に会場から溢れんばかりの拍手が!
盛大に見送られる先生。
素晴らしいレッスンでしたー!
お疲れ様でした(__)
Hさんのレッスン1日目の動画をインスタで拝見したのですが
その成長ぶりに驚きました。
人がこれだけ短期間に成長するのは、もちろんChico先生の指導力も大きいですが
なによりHさんのマインド面にあると感じました。
Chico先生の帰国中ほぼ毎日、多い時では2時間のレッスンを入れてトレーニングされていること。
そして、Chico先生がよく「受け取る器が違う」と言うのですが、同じレッスンをしていてもこのHさんはまさに受け取る器、吸収する力が半端なかったそうです。
この受け取る力、吸収する力は、成功している人、これから成功する人に共通することだそうです。
自分に対する抵抗がないからレッスンすればするほど素直に吸収してどんどん成長する。
そう、子供のような純粋さですよね。
メンタルを制する者は歌を制するんだな、とHさんの成長を目の当たりにして感じました。
Hさんの自己陶酔力、ビジョンを描く力、自分への抵抗を無くすマインドなどなど、勉強させていただきました!
それでは、この公開レッスンを終えてChico先生はロサンゼルスに戻られます。
潜入レポを読んでいただいてありがとうございました!
Chico先生がまた日本に帰ってきたらレッスンレポ書きますね♡
楽しみに待ってて下さーい!
私もリベルティング発声法のレッスンを体験してみたい!と言う方はぜひレッスンでお会いしましょう!
この記事を書いた人
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NEOトレーナーNanami
「歌を楽しめる場所を」をモットーに
初級・中級レベルの方に向けて東京対面レッスンやワンボイスNEOを担当しています。
趣味はキックボクシング
一緒にベルトしてスカッとしましょう!
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