ベルティング発声のパイオニアChico先生による帰国レッスン潜入レポ!④前編

潜入レポ Sep 27, 2023

 

みなさん、こんにちはー!

NEOトレーナーのNanamiです!

 

8月、急遽Chico先生が帰国されたので

またまたレッスンに潜入してきましたよー!

 

その一部始終をレポートしていきます!

 

今日のChico先生は、ロサンゼルスから羽田に朝の4時に着いて、9時から渋谷のスタジオで14時までレッスン。

そして16時の飛行機でまた移動!というハードスケジュール!

そんな忙しい帰国1日目のレッスンに密着してきました!

 

カリスマ達が集まる人気レッスン

 

本日一人目のクライアントは、もう何度もレッスンを見学させていただいているHさんと

そのお仲間の皆さんが本日のクライアントです!

前回は東京ビックサイトで開催するライブのリハレッスンを見学させていただきました。

 

Chico先生の元にはその界隈のリーダーとして君臨されてる方がクライアントとして来ることが多いんですよね。

 

実は今のワンボイスNEOコースにも、とある分野のカリスマがいらっしゃるんですよ~♪

多くの人の前で講演されるとか、導いていかないといけない方はやっぱり声が重要なんですね。

 

さて、既に何万人もの人々のリーダーとして活躍されてるHさんですが

「今のままの声では先に進めないと思って」と今年の初めからChico先生の所へ来られてます。



1月の初回レッスンからもう既にめちゃくちゃ声が変わってるんですよ。

 

イベントなどで、みんなで歌うときもHさんだけ音圧が違うよね、と周りから言われるそうです。

 

既に周りの方をインスパイアしまくっておりますが、さらに数日後には新曲のライブを

されるそうで今日はその調整をしたいとのこと。

 

音程が取れない・分からない

 

そんな大活躍なHさんですが、一つだけ大きな悩みがありまして。

それが、音程が取れないこと。

 

本人曰く「ヘレンケラーみたいな状態」

音程が合ってるか合ってないか分からないから、ピアノの音に合わせてスケール練習をしたり、

音を合わせたりできません。だからこそ、歌に自信がなく、

今まで人前で生で歌うなんて絶対に怖くてできなかったそうです。

 

もちろん今までいくつもボイトレを受けてきたけれど、状況は変わらず。

でもそんな彼女が、今ステージに立って歌っている。本当にすごいことです。

そして、音程が分からない人を短期間で歌えるようにしていくのはChico先生にしかできない技だと思います。

そんなHさんにどんなアプローチでレッスンをしていくのかNEOトレーナーとして勉強させていただきたいと思います。

 

あなたにとって音楽とは?

 

そんなHさんにChico先生から質問が。

ChicoP「いつもどんな感じで音楽を見てるの?」

Hさん「歌うっていうより声を育ててる感じ。声を育てたら以前より望みが叶いやすくなった」

ChicoP「内なる声と繋がるのと、声を使って他の人を巻き込む力が強くなるからね。」

Hさん「今は声を育ててる感じで声の花が咲いたってところまで持っていきたい。

今はその道すがらを楽しんでる。将来的には10曲くらい歌える歌唱力をつけたい。」

 

この後、マインドのプロ達は意識と無意識のお話になりまして、

 

普通の人は氷山の見えてる部分(意識や技術)で学ぼうとするけど、本当は氷山の下の部分(潜在意識)

で人は繋がっていて、Chico先生はHさんと氷山の下部分で繋がっててそこのエネルギーを対面で動かしているというお話。

 

そしてHさんもそこから調整してもらうのが好き、とのこと!

 

レッスンの中では、「あなたにとって音楽とは?」など、哲学的な質問が出てくるんですが、

これも、その人が見ている景色を理解して、同じ景色を見ながら声を整えていくために聞いているんだそうです。

なるほどー!勉強になります。

それではレッスンに入っていきましょうー!!

 

歌はおしゃべり

 

さっそく曲の歌唱で改善点を探していきます。

ChicoP「これAメロ早いからここにやりにくさを感じてるよね?入口のところちょっと話してみて。」

 

おー!出ました!

Hさんが言う前に今日もバシバシ当てていく占い師ChicoP。

 

「歌っておしゃべりなんだよね。歌おうと思うとリズムを刻もうとするからすごい早く感じるのよ。

しゃべろうと思うと大きくリズムをとらえられるから。ね、やりやすくなったでしょ?」

と、徹底して歌への苦手意識や憧れを壊していきます。

 

本当だ、しゃべるだけですごく自然に聞こえる!

こっちの方がいいですHさん!!

「サビはね叫んでみて」

おぉ、楽しそう!私もやりたい!!

でもHさん、叫ぶとちょっと音がズレますね。

 

音程とテンションと周波数

 

そう、叫ぶとちょっと音がズレてしまいます。

リベルティング発声法では、

音がズレた=テンションずれた

と考えます。

 

その曲のフレーズや音程にテンションを合わすために

ちょっと怒ってみます。

 

すると、おー!音程合いましたね!

 

ここでまた占い師ChicoPが言います。

「あ、分かった!いま胸で歌ってるの。胸に手あててるでしょ?

ちょっと辛いんだけどお腹に手を当てて「はっ」でAメロからサビ全部刻んでやってみて」

 

すると、

すごい声でてるー!!すごい!

声が出てる位置が一気に変わりました!!

この感じで歌ったら完璧ですね!!

 

さて2曲目はオリジナル曲です。

キャッチーでとっても良い曲!!

 

途中1か所、音程が不安定な箇所があって

ここをChico先生「踊り場みたいなさー。2.5階に行くと思って」と(笑)

そしてすぐに通じ合えるHさん。

 

音程はバッチリ合いました。おもしろい(笑)

さらにChicoP節がここから炸裂しまして、

「ここちょっと可愛く歌って、にこって口横にして」

 

おー!メリハリでて良い!すごい可愛い!

 

歌ってるときの意識

 

おーすごい、いい感じー!と見学されてる方からも拍手が起こります。

良い雰囲気でレッスンは順調かと思いきや突然

「ちょ!今普通に歌ってたよね。違う違う、やって!いつものやつ!絶対忘れないで!」

 

??????????

 

いつものやつ?

音程が分からないHさんのレッスンでは、歌うときは景色を見るようにトレーニングしているそうです。
もちろんクリエイティブなHさんの中は表現したい詳細なイメージや景色があるんですが

「さっきは見てなかったよね?」と歌声を聞いただけで言い当てるChicoP。

凄すぎる。。

音程が合ってる歌、上手い歌、ではなく、

人を感動させられるカリスマリーダーの歌を作るために、才能と世界観を引き出すレッスンが進められていきます。

 

ラップをカッコ良く歌う方法

さて、次はオリジナル曲でラップがメインの曲をやっていきます。

こちらもすごく素敵な曲でオリジナル感・カリスマ感が溢れてます。

でもHさんがしばらく歌うと途中で速攻音楽を止めるChicoP。

 

・・・・

 

「分かった!ラップ、もっと重心落としてやってみて」

 

おー!全然違う!めっちゃかっこよくなった!!

 

ラップも教えられるChicoP!それもそのはず、ChicoPはロサンゼルスで黒人のラッパーにレッスンをしているんです。

アメリカ人にラップを教える日本人のChicoP。人種やカルチャーの枠をも飛び越える。もう一体何者?って感じです。



その後も

「サビはどんな風に歌いたい?リーダーと可愛いのと2種類やろうか」

「最初は可愛い感じで途中から地声感強めにする?」

「ラップ部分さ語尾上に上げようって思ってるでしょ?試しに下に下げよう」

「サビ部分もっと壮大にやってほしいんだよね。宇宙な感じ。目開けて遠く見て」

 

と、プロデュース業が止まりません!


発声だけでなく、その人の魅力を引き出してなりたい姿へと導いてくれるレッスン。

これがクライアント達がChicoP(プロデューサー)と呼ぶ理由です。



レッスンの最後にHさんが、「ずっと憧れの歌手みたいに振り切る感じが欲しかった」

とおっしゃってましたがもう既に叶ってますよ!

 

半年前まで、音痴と言われて歌に自信がなく人前で歌えなかったなんて信じられない。
本当に魅力的なアーティストです。

 

Chico先生も、こんなに結果が早く出る人は今まで見たことがないと大絶賛。

 

これからも進化を楽しみにしています!



6人のグループレッスン

 

さて、お次は各方面で活躍されているリーダーの方へ、2時間のグループセッションで6人の方をレッスンしていきますよー!

 

初めましての方もいるので、まずリベルティングについてお話をするChico先生。

 

「リベルティングではもう一度あの頃みたいにベルトするっていうのがあって「あの頃」っていうのは子供の頃ね。

 

「私こんなもんじゃない」って思ってる人が多いのよ。

そういう人生大逆転したい方に向けて作ったのがリベルティング発声法です。みんなもまだまだやってやる!こんなもんじゃないって思ってるでしょ?」

 

この話に頷く皆さん。

 

各方面で大活躍されてるリーダーの皆さんですが、それでもここからさらに高みを目指すために、発声をマスターする重要性を感じているみたいです。

 

自分の中の「気持ち良い」を探せ!

「では早速声出していきましょうか!自分が声を出してて「気持ちいい」と思えるのが一番の目安なんで、それを今日は探してくださいね!」

 

まずはリベルティングお決まりの丹田エクササイズから。

お腹の深いところから、ブロックなく発声をして、自己表現の楽器となる喉のパイプを開けていきます。

 

「地球の軸って25度くらい傾いてるのね。それに合わせるように体を反ってみて」

 

これは初めて聞きました!!

それよりもこのグループレッスンのChico先生、発声の説明の仕方が全然違う!その人のレベルや

興味に合わせて言葉を選んだり、例え話をしたり、新しいリベルティングの解釈を知れてすごく新鮮です。

 

  • プロの人に音楽的に説明する時
  • 子供に向けて楽しく説明する時
  • 生き方が好きな人に向けて
  • スピリチュアルが好きな人に向けて
  • 経営者に向けて
  • 心理学者や精神科医に説明する時




同じベルティングを伝えていても、世界観が違うので本当に面白い。

これも「その人の価値観から伝えていく」というリベルティングの理念です。

 

さて、今回は各分野のリーダーに相応しい、地球や宇宙といった壮大な言葉をイメージしながら声を解放していきます。

 

皆さんだいぶ声が回ってきました~!!熱気がすごいです!


チャクラ発声法?!

 

また出ました!聞いたことのない新しい発声!

クライアントの興味に合わせてどんどん新しい引き出しが開いていきます。

 

このチャクラ発声法、私は初めて知りました!

 

Chico先生はエネルギーヒーリングをはじめ、ヨガの講師でもあるので

ヨガ×ボイトレ

の合わせ技のようなメソッドがリベルティングアカデミーにはたくさんあります。


特に上級編のMIXのフェーズに入ってくると、天国のはしごや、宇宙と繋がるなど、スピリチュアルな解説も入ってきて、本当に私たちの声は神聖なものなんだなと実感します。



このエクササイズでは、各チャクラの場所に声を降ろすイメージで発声し、ハミングの振動を使ってどんどん大きな響きにしていきます。そしてこれを各チャクラの場所で繰り返していきます。

 

よくジムに体を揺らす機械あるじゃないですか、乗ってブルブルするやつ!

あれを自分の声でやってる感じですね。

 

なんだかちょっと難しく感じると思いますが、これは出来た出来ないとかでなくて、気持ちよく出せてるかっていうのを確認する作業になります。

 

「今日この場所出しにくいな」というのがあれば「あれ?このブロックってなんだろう?」と、そういった目安にも使えるそうですよ。

 

カリスマは重心が下がってる

 

さてチャクラ発声法で体を活性化した後はカリスマエクササイズをしていきます。

心を開いて感情を声の中に解放することが鍵になります。

 

感情が伝わらない人の声には人を動かす力は生まれない!感情を爆発させろー!とChico先生がよく言いますよね。

 

 

  • みんな声が小さい!!!
  • 体の重心を下げておもいっきり出して!!!
  • おもいっきり怒って!!
  • 気持ちいいところ探して!
  • 大きい声でねー!!

 

 

などいろんなアプローチから声を掛けます。

 

みなさんすごいです、めちゃくちゃ声出てる!!!!

スタジオ中がものすごい声のエネルギーです!
そして裏声でしか出せなかった方もいつの間にか地声に切り替わっている!!
なんだこれは!!

 

私はここで、カリスマは重心が下がっていると言う言葉が響きました。
ベルティング発声と同じで、しっかりとグラウンディングができている、地に足のついた責任感のある姿勢という感じでしょうか。



声帯と心の秘密

「喉を開けて発声していくとハートが開いて本当の自分と繋がっていく」

ベルティングで発声を整えていくと皆さん本当にそう感じると思います。

 

そして、この心が開いた声が感動を生んだり、人を動かす大きな影響力になります。

これがベルティングの力です。

 

Chico先生曰く、カリスマ的な力を手に入れるにはまず自分の心が開いていること、次に自分の信念を守るために戦う強さがあることが条件だと言います。



そこで、喉を開ける力と共に鍛えるのが、信念を守り戦う為の「声帯を閉じる力」です。

ここが弱いと

 

 

  • 自分を守ることが出来ない
  • 力が出ない
  • 元気が漏れていってしまう
  • 人の言葉に左右されてしまう

 

思い当たる方も案外多いのではないでしょうか。。?過去の私も完全にそうでした。

 

戦う力と声帯閉鎖

 

今日のグループレッスンは、各分野のリーダー6人を迎えてカリスマ性を引き出す為のベルティングの練習です。

 

REBELTINGで言うカリスマとは、戦う戦士。

ボロボロに傷つきながらも、誇り高く信念を貫く姿。

 

それは歌手も、リーダーも、ダンサーも、スポーツ選手も同じ。

みんな挑戦と戦いのフィールドにいるんですね。

 

戦うと言うと人を傷つけることを想像して拒絶する方もいるかも知れませんが、基本的には自分との戦いです。

 

気合入れて頑張るには絶対に声帯を閉めないといけないんですよね。

スポーツでもなんでも勝負する時ってみぞおちにグッと力が入って声帯が閉じています。

 

試しに何か重いものを持ち上げてみてください!

その時に「うっ」とお腹に力が入って声帯が閉まることに気が付きませんか?

この閉鎖力を歌を歌うときに活かせるように訓練していきます。



感情を使ってブロックを壊していく

 

最後のエクササイズでは、声帯を閉じる力を鍛えるために大きな地声でわがままに声を出していきます。

 

中には心のブロックがあって大きく地声を出せない方もいらっしゃいます。

そういった方には「3歳になって!もっとはりきって声出して!」

 

地声は出せてもわがままな声を出せない真面目な方には

「姿勢崩してちゃんとやろうと思わないで!不良!肩揺らしながらやって!」Chico先生からの叱咤激励の叫びがスタジオに響きます。

 

これでだいぶ良くなりました!いやーたくさん声出しましたね!!

 

リベルティング発声法は感情とイメージを使って発声を整えていく、

その効果や心理面への作用を目の前で見させていただいてNEOトレーナーの私にとっても本当に良い経験になりました。



「歌が上手いね」と言われる人と「あの人の歌すごいね」と言われる人の違い

 

と、レッスンも終盤。

ここでChico先生から皆さんに質問が。

 

「みんなさ、なんにも制限がなかったとしたら何になりたい?

この喉のパイプを開ける作業がみんなの夢にちゃんと繋がってるのかな?って確認したくて。」

 

6人みなさんの目標を伺うとそれは偉大な目標がズラリ!!!

そして全員が声に関わるものでした。



「じゃあ、最後にこの目標を達成した未来の自分で歌おう!もう叶った感じの声でなりきって表現してほしい。」

 

「歌が上手い人はたくさんいるんだけど、あの人すごいよねって言われる人は少ないんだよね。

すごい人っていうのは自分の声と繋がってる人だからさ。」

 

分かる。。。

すっごく歌がうまいけど、じゃあこの人の歌をずっと聞きたいかって言われると、うーん、そこまでは惹かれないかなってことありますよね。

 

反対に歌唱力が凄い訳ではないけど、この人の声を聞いてると感動して涙が出てくる、なんてことも。

 

だからきっと皆さんは、すごいって言われるような声を出したくて今日ここに来てるんですよね。

 

なりきる力

 

最後の歌唱では本当に皆さん、未来の自分になりきって歌われてて素晴らしかったです!

「なりきる」って難しいですよね。

 

 

  • そんなの恥ずかしい
  • 叶ってないのになりきれないよ
  • 自分にはできない

 

 

そんな心の声が聞こえてきそうじゃないですか?私、Nanamiはなりきるのが難しくて発声の習得にも苦戦してきました。

 

でも今日のクライアントの皆さんは、マインド面の知識や実践力が半端ではないので

簡単になりきれるんですよね。それが見てて本当にすごいなって感じました。

 

ここができる方は、ベルティングの習得も早いし、実生活に生かして大きな結果を出せるはずです。

 

さて、2時間に及ぶグループレッスンが終了しました!

皆さんお疲れ様でした~~!!!



カリスマリーダー性を発揮するベルティングの基礎を歌唱の中に活かすまでにはかなり練習が必要になりますが、

今日レッスンでやったことを意識して皆さんの目標を達成してほしいなと思います!!

 

➡後編へ続く

 

 

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