【BELT1.5】点5シリーズで地声の開放と換声点の克服!
Feb 26, 2024こんにちは!REBELTING ACADEMY大阪支部 代表のAyacoです!
早くもワンボイスNEOコース2期生、2回目のレッスンでした!
Chico先生のレッスン動画、点5シリーズも公開され、いよいよ動画課題投稿もスタート!
決められた課題を動画に撮ってグループ内で披露。トレーナー陣で添削&アドバイスをする、というものです。
でもね、やっぱり初回だから動画投稿に対して緊張や恐怖もあるわけですよ。上手な人ばっかりだったらどうしよう?とか、もうちょっといい出来のやつを…と何回も撮り直したりとか。
そんな緊張もある中で、発声の悩みを克服したいという同じ目的を持った人たちが集まって切磋琢磨し合って、自分だけでなく仲間の成長も喜べたり、聴く耳を養えたりetc
課題投稿を通して苦楽を共にしてると、いつしかみんなが家族のような存在になってくるんですよね。仲間がいるって本当に心強いし、この動画課題投稿のコミュニティのおかげで頑張れたと口にする方がたくさんいます!
そして課題の添削を踏まえての2回目のレッスン!前回に引き続き、地声を大きく開放することを軸として、新しく追加されたBELT1.5のレッスン動画の内容も確認しながら進めていきます。
ところで、点5シリーズって一体何?って疑問に感じた方もいると思うので、簡単に説明しますね。
点5シリーズで軌道修正
ワンボイスNEOコースは
BELT1〜6、MIX1の7つのフェーズを1年(最後の2ヶ月間は自己練習期間)かけて習得していきます。2期生のみんなが今やってるフェーズがBELT1。地声を開放し、大きな声と態度で、多くの人が行き詰まる換声点の問題を克服していくんですが、メイン動画を見てまずは自分でやってみる。その中で多くの人が間違えやすいポイントやどうしても上手くいかない部分を補う目的で、点5シリーズがあります。
この点5シリーズがまた面白い!!
「なるほど!こういうポイントでやればいいんだ!」とか
「危ない危ない!Chico先生が言ってるみたいに、確かに間違いかけてた!」
と、しっかり軌道修正してくれるので安心して個人練習に臨めるんですよね。
そんな他のボイトレでは教えてくれないようなボリューム満点のBELT1.5も併せて、2回目のレッスンではさらに地声の強化を行っていきます。
レッスンの初めに生徒さんに話を聞いたところ
「表情筋と目線は上げないって初めて言われたので驚きました!」
「言われてみたら確かに”まき子”になってたかも…」
「つけもの石の法則を入れるとやりやすかったです!」
「今までの疑問があの点5シリーズの動画でたくさん腑に落ちました!」
と、楽しんでもらえてるようで私も嬉しい限りです!
ちなみに、つけもの石の法則とか”まき子”とか、REBELTINGにはオリジナルのユニークな法則がたくさんあります。堅苦しくて難しい用語を使わないから、個人練習も楽しく取り組める!!そして何より習得スピードが早い!!
過去にChico先生から興味深い話を聞いたことがあります。
右脳と左脳の処理速度の違いについて。
左脳は論理的で言語能力や分析する能力を司り、右脳は直感的なひらめきやイメージ・感性を司るのですが左脳と右脳では情報を処理するスピードに大きな違いがあると言われています。左脳が1秒間に約40バイトを処理するのに対し、右脳はなんと1秒間に430万バイトも処理できるとか。430バイトではありませんよ。430万バイトです!!
いかにイメージが大事か?どれだけイメージすることが早い結果につながるか?
REBELTINGが最短で確実な結果が出ると言われる理由を、この脳のメカニズムが表してくれてますよね。
実は…次のBELT2の喉開け強化のフェーズがコース受講生たちの前に最初に立ちはだかる壁で。
1期生のみんながすごく苦戦し、必死に課題に食らいついている様子を私もこの目で実際に見てきたので、このBELT1でしっかりと大きな声で地声を出せるようにして、少しでもBELT2に繋げられるように…ついつい母親のような気持ちになりレッスンも気合いが入ります。
動画課題投稿で見えてきたみんなの改善点として、トップの音が上がりきらずにフラットする傾向があるのでRESONATION BELT(レゾネーションベルト=響きの帯)をもっと後ろに延ばしていく。そしてもう一つは、喉のパイプを広げる。
2回目のレッスンでは、この2つにフォーカスして発声をみていきました。
REBELTINGでは【音は上に上がらず、後ろに移動する】とお伝えしています。多くの人が、音は上に上がるという認識なんですが、実はその認識では喉につきまとう力みが取れなかったり、海外のアーティストたちのようなダイナミックで伸びやかな声には繋がらないんですよね。なのでいかにそれまでの認識を取っ払えるかがカギになるんですが、REBELTINGのレッスンでは従来のボイトレで当たり前のように言われることと真逆のことをやっていくので「え?本当にいいんですか?」みたいな確認が生徒さんから入ることもあります。
例えば
・もっと汚い声を出して
・目線も眉毛も口角も上げない。目線は上から見下すように
・高音で喉が上がるのは自然な動きだからOK
・裏声に抜かずに地声のグリップを掴んだままでetc
戸惑いがありながらも果敢にチャレンジする生徒さん。このチャレンジと、思うように上手くできない挫折の繰り返しで基礎発声は構築されていきます。私も含め、過去の受講生たちも同じ道のりを歩んできました。めげずに頑張っていきましょう!
RESONATION BELTで頭の中を改革
「でも音は上に上がるよね?」と、いつまでもこの認識に捉われてる人も少なくないのですが、それを言ってたら何も始まらない。笑
今回のみんなの課題だった、スケールのトップの音がフラットしてしまう問題。この原因は喉を後ろに開ける力が弱いことと、高音になるにつれて声が後ろに響いていくイメージ力がまだまだ足りないことにあります。
音はどの方向へ動いていくのか?
この認識を、今までの上下に移動するというものから変えていく必要があるんですね。ですが正直、この解説を聞いてすぐにできるわけじゃない。態度や感情を使って少ーしずつ頭の中を改革していくのですが2期生のみんな、2回目のレッスンにして早くもRESONATION BELTのポジションが分かってきてるんです!
この途中過程で表情筋や眉毛、目線など体のあらゆる箇所が上に上がってしまうことはよくあったのですが汚い声で、自信満々な態度で、高音を上から見下して、と従来のボイトレとは真逆のことを伝えるだけで、瞬時にREBELTING特有の、音は後ろへ移動する=RESONATION BELTができるようになってきたんですよ!念を押すようですが、まだ2回しかレッスンしてないですからね!
彼らが意識してるかしてないかは別として、悩みや課題を確実にクリアしていく人って、先に述べたように「でも音は上に上がるよね?」という問いかけではなく「音や響きが後ろに移動するってどんな感じだろう?」のような、常にそうなることが前提の質の高い問いかけをしています。なぜコース生のみんながこんな驚異的なスピードで響きの動きの認識を変えて、メキメキと上達していってるのか?
これは私の見解ですが、Chico先生をはじめNEOトレーナーや過去の受講生たちの皆さん、言ってしまえばREBELTING ACADEMY全体が、今できないこともできるようになる!みんな必ず上達するよ!みんなを絶対に上達させるよ!という空気に包まれていること。もう一つはChico先生の動画レッスンが「でも音は上に…」なんて考える余地もないくらいに、できるようになる前提のプログラムで構成されていること。この2つが大きな理由なんだろうなと。
私が7年前にワンボイスマスターコースを受けた頃はまだ、現在のようにレッスン動画は300本もなかったので、メイン動画に加えて点5シリーズで注意点や上手くいくポイントを効率よく押さえられるNEOコース生は本当に羨ましい!
それに加え、Chico先生が日本にベルティングを広める活動を始めて10年。本格的なコースがスタートしてから7年。コースで公開している300本以上の動画はたくさんの生徒さんを見てきた中で間違いやすい点、より効果があった方法など臨床実験を繰り返してきた、いわゆる集大成です。簡単に言ってるようですが、並大抵の努力じゃこの動画は生まれてない。これもChico先生の「私をまた歌の世界へ引き戻してくれたベルティングという素晴らしい発声法を日本のみんなに知ってもらいたい!日本の悩めるアーティストたちを救いたい!」という情熱や愛の深さなんだと、いつもうっとりさせられます。
喉のパイプとは?
喉のパイプって何?喉のパイプを広げるってどういうこと?って感じてる方も多いですよね。
私が個人的にすごくこだわりのある、この喉のパイプ。実は歌うときに喉が力んだり、声が細くて弱かったりと、発声で行き詰まってる人の多くが、この喉のパイプを広げられていないんです。イメージしてみてください。喉をホースに例えて、チョロチョロと少量の水しか流れなければホースが大きく膨れ上がることはありませんが、蛇口を目一杯ひねって勢いよく水を流すとホースはグッと膨張すると思います。このホースと同じように、力みのないポジションを開発するには喉のパイプを内側から押し広げるように作ることがとても大切なポイント。
加えて、パイプって長いものですよね?長さがあるからパイプと呼べる。だけど喉から体の中心を通ってるパイプが下(お腹)まで繋がってない人が多い!!胸の辺りまでしか延びてない!!その長さではパイプとは言えないんです。なのでしっかりお腹の辺りまで喉のパイプを延ばして、体の深いところから声を出す必要があります。
この喉のパイプを広げるのに効果的な【丹田エクササイズ】を通して、限界を突破するレベルまで生徒さんのパイプを広げていきます。
まだ浅い!!もっと落とせるよ!!と励まして、体と声が繋がる瞬間を何度も体験してもらうのですが、どうして私がこうも喉のパイプにこだわるかというと、基礎工事の段階だからです。前回のブログでも書きましたが、発声の基礎構築はビルを建てるのと一緒。喉を開ける力をつける、心の声と実際の声、それと自分の体とを繋げることをおろそかにするのは、地盤調査も何もせずにビルを建てていくのと同じなんですよね。
生徒さんには些細なことでは崩れない、頑丈で唯一無二のビルを建てることを目指して欲しい!!だからRESONATION BELTももちろんですが喉のパイプには私、かなりこだわってるんです!!
それにね、気持ちいいんですよ、体の深いところから声が出ると。なんとも言えない心地よさを感じることができる。それでいて豊かな響きの声も同時に手に入って、かなり即効性のあるエクササイズです。
不定期開催のChico先生直接指導によるグループレッスンでも、丹田エクササイズなどを使って声のパイプを広げる時間があるので、ぜひ次の開催の時には参加してみてくださいね!グループレッスンで自分の欲しい声を掴みかけた!もっとちゃんとマスターしたい!と、コースの受講を決めた方も多いんですよ!今まで出したことのない声が自分の体から出たこと、自分を信頼して全てを受け入れて、頑張らないことでこんなにも気持ちいい声が出せるんだ、と思わず涙してる方も何名かいてその姿がすごく印象的に残っています。
パイプがお腹まで延びてない人が多い!と書きましたが、実際やってみると最初は意外と難しい…!私もその過程を経験してきてるのですごく分かるんですが、落としてるようで下に落としきれないんです。それは声のエネルギーが小さかったり、難しく考えすぎて体に必要のない力が入ってしまったりと、コーディネートができていないことが理由。レッスンでは私がデモンストレーションして、それを真似してもらったり、自分の背後に声が降ってくるイメージでetcと、難しい専門用語は一切使わずにイメージや感情を使って声を引き出していきます。いくら専門用語をたくさん覚えても、実際に出来なきゃ意味ない!
Chico先生がよく口にする、私の好きな言葉があります。
「出来ないってことは知らないのと一緒だよ」
初めて私がこの言葉を聞いた時、空から雷が頭めがけてズドーン!!と落ちてきたような、そんなとてつもない衝撃に襲われたのは言うまでもないですが…みなさんはどうでしょうか?
もしこの言葉で、私のことだ…!とハッとさせられた方はぜひワンボイスNEOやりましょう!!受講してよかったと必ず感じてもらえるはず!ちなみに次回3期生は2024年7月スタートです!!
話は戻り、REBELTINGでは感情やイメージで瞬時に声を整えるので、最初はめちゃくちゃ難しい!と感じていても、そんな時代もあったわねと言わんばかりに最短最速で見違えるほどの変化が起こるんです。その大きな変化はあまりにも一瞬の出来事なので、「え?なんで??」と戸惑いを隠せない生徒さんも少なくありません。私はその姿を見て、内心ニヤニヤが止まりませんが。笑
最後に
初回レッスンより動画課題、動画課題より2回目のレッスンと着実に実力をつけていってるNEOコース生。コースが始まってから毎日がREBELTING一色になって、歌うことや声を出すことが楽しくなってきました!と、嬉しい感想も届いています!それにみんなの顔の表情がね、どんどん晴れやかになってきてるというか、纏うオーラもキラキラしてきてる!どんな環境に自分の身を置くかって本当に大切だなとしみじみ感じます。
次回のBELT2のレッスンは大試練のフェーズ。REBELTINGならではの、他では教えてくれないちょっとマニアックな究極の喉開けトレーニング!試練が大きい分、成長も大きいので楽しみながら取り組んでいって欲しいですね!それでは次のレッスン後記もお楽しみに!!
この記事を書いた人
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NEOトレーナー Ayaco
REBELTING ACADEMY大阪支部 代表。
私の歌手人生に希望を照らしてくれたREBELTING発声法で
日本の多くのアーティストたちの
才能を引き伸ばすボイストレーニングを行っています。
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コース一覧
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