【BELT1】大きな地声を解放せよ！〜ワンボイスNEO2期生スタート！〜

ワンボイスneo Feb 05, 2024

皆さんこんにちは！NEOトレーナーのAyacoです。

2024年の幕開けと同時に、いよいよワンボイスNEO2期生がスタート！

先日、初回レッスンが終わったのでその様子を書いていこうと思います。

と、その前に！

NEOトレーナーのAyaco？

REBELTING ACADEMYのNEOトレーナーって、Yuu先生とNanami先生の2人だけじゃなかったっけ？

Ayacoって誰？と思ってる方もいますよね？

そうなんです！

今回の2期から私、AyacoはNEOトレーナーとしてREBELTING ACADEMYに所属することになりました！大阪校を担当します。どうぞよろしくお願いします！

自己紹介が終わったところで、、それではいきましょう！レッスン後記！

初回レッスンのテーマは「地声の解放」

とにかく徹底的に地声を強化していきます。

もう少し詳しく言うと、地声の響きのまま喉の力みなく換声点を越えられるレベルまで生徒さんたちを連れていく！

そんな1時間なんです。

え？たった1時間で？多くの人が苦労する換声点を？1回目のレッスンでそんなハイレベルなことを？

はい、いきなりこんなレベルの高いことから始めます。

とは言っても実は、換声点を力みなく上がっていくことは初歩の初歩レベルの内容。ここで行き詰まっているのはまだスタートラインにも立てていない状態なんだよ、とChico先生はよく口にします。

どんな悩みがある？

生徒さんにどんな悩みがあるのか？何を克服できたら自分に合格点をあげられるのか？

詳しくヒアリングを行ったところ

・高音で喉が力む。

・曲や音によって張り上げてしまう。

・地声で出したいのに、音が上がるとやっぱり裏声に抜けてしまう。

・自分の声ってなんだかこもってる気がする…

・大好きな海外の歌姫たちみたいなソウルフルでダイナミクス感のある声を出したい！

・歌ってる姿が美しくない、汚い。

など、本当にたくさんの悩みや問題があがりました。

皆さんも歌うとき、同じような悩みってありませんか？

私はありましたよ、こういった悩み。というか全く同じ！

あーもうすっごい分かる…！と思いながら生徒さんの話を聞いていました。

Chico先生に出会う前、あるボイストレーナーさんの元でレッスンを受けていた私は、それまでの地声張り上げ歌唱から裏声ミックスへと矯正されました。

「地声は危険だから、裏声に芯を入れて地声っぽくしていきましょう」

「高音を軽々出してる日本や世界の歌手はみんな、ミックスボイスで地声のように聞かせているだけなんだよ」

その言葉を信じて毎日練習して、割とすぐ出来るようになったんです。

でもいくらその先生が「そうそう！その感じ！」と褒めてくれてもなぜかちっとも嬉しくない…むしろどんどん焦りばかりが募っていきました。

なぜか？

その声は私が求めていた声とは全く違うものだったからです。

私が欲しかったのは、例えるならホイットニーのえんだーーー♪のような伸びやかでダイナミックなあの声。どう考えても声楽のような私の声と、ホイットニーの声は全く別物のような気がする…

今のこの声を伸ばしていったら、本当にあの声にたどり着けるんだろうか？やっぱり私、日本人に生まれてきた時点でうまい人側にはなれなかったのかも…

そうやって諦めかけてた頃にChico先生のことを知り、このまま人生を終えるのは嫌だ！その強い想いだけですぐに体験レッスンに申し込み、その時にベルティングを教えるトレーナーにならない？とお誘いを受けました。

将来的に教えるつもりなんて全くなくレッスンを受けに行ったのに、今こうしてREBELTING ACADEMYの一員として発声に悩む人たちのお手伝いをしてる。

人生って本当に何があるか分からないものですね。

その後ワンボイスマスターコースの1期生として8ヶ月間、必死に自分の声と向き合って、思ってもみないほどの短期間で欲しい声を手に入れ、長年の高音の悩みを解決することができました。

この経験は私の人生にとってダントツで1番の宝物。超えるような出来事はもう死ぬまでに訪れないだろうなと思っています。

だから、彼らのように過去の私と同じ悩みを持ち続けている人たちを何とかして救ってあげたい…！REBELTINGみたいに驚異的なスピードで、しかも自分の想像をはるかに超えるレベルまでたどり着けるボイストレーニングがあるということを、たくさんの人に知ってもらいたい！

純粋にその思いだけでやってます。

思考の枠を壊す1時間

基礎発声の構築でキーになるのが『思考の枠を壊すこと』

いかにそれまでのボイトレ常識や先入観・思い込みを取っ払えるか、いかに自分の思考の枠を壊せるかがとても大切なのですが、その思考の枠についてすごく印象的だった生徒さんを紹介したいと思います。

彼は現役のボイストレーナーでもあるのですが、今回特別に開催されたベルティングコースに申し込んで下さいました。

喉の力みや高音での張り上げに悩んでいて「今しっかりと基礎を培っておかないと軽い声へのアプローチの際に声がブレブレになるのが分かる。そんなの絶対に嫌だし、Chico先生のメソッドを学べるチャンスがある今、よし受けよう！」と、受講を決めたそうです。

行動が早い！素晴らしい！

というわけで、Chico先生の動画レッスンで予習した内容を確認していきます。まずは喉の筋トレシリーズから。

Chico先生のデモンストレーションと同じ響きでできているか？細かく観察します。

すごく良いよ！けどあと1ミリ後ろに開けてみて！とリクエストしたりその場で私がデモして、ジェスチャーも交えながら少しずつ調整を加える。

REBELTINGメソッドがなぜ結果に出るのが早いと評判なのかというと、感情とイメージを使うから。

「〇〇するイメージで！」

「もっと〇〇な態度を思いっきり出してみて！」

こんな風にお伝えする事で、瞬時に声が変わる！Sさんもそうでした。喉がめちゃくちゃ開いてきた！！！

自分では開けてるつもりだったけど、あと1ミリと言われたらまだ後ろに開けられるスペースがありました！と、こういった発見や気付きがすごく嬉しそうなのが印象的で。同時に、基礎がいかに大事かを筋トレシリーズで痛感してる様子でした。

動画レッスンの中で【発声の基礎構築＝ビルを建てる】という話が出てくるのですが、簡単に説明すると、基礎工事をしっかり行わないといくら高いビルを建ててもグラついて、不安定なビルが出来上がってしまう。発声もそれと同じ、と言うものです。

Sさんはこの話にハッとさせられたようで、確かに自分は外壁とか上の階ばかり一生懸命建てようとしてて、基礎工事が細かったです…とおっしゃってました。

彼の何が凄いかって、素直にその事を受け入れて認められるところ。なかなかいないんですよ、そうやって素直に認められる人って。でも謙虚でひたむきに学ぶ姿勢を見てると、コースが終わる6ヶ月後にはものすごく上達してる姿が鮮明に目に浮かびます。

実はカウエクササイズではちょっと苦戦していたんですが、ほかのスケールも確認していってる中で、グループレッスンの話が出たんですね。

グループレッスンとは、私たちの実際の声と“心の声”を繋げる3時間の特別レッスン！Chico先生がはるばるLAから日本に戻ってきて、直々に指導して下さいます。

（↑先日行われた東京でのグループレッスンの様子）

「あのグループレッスンは本当にヤバかった…！」「ぜひまたやって下さい！！」と参加者のみんなが口を揃えて言う大好評のレッスンなんですよ！

Sさんも去年行われた大阪でのグループレッスンに参加してくれて、その時にやった丹田エクササイズのおさらいをもう一度してみることに。

あれ？ちょっと浅いな。喉のパイプが体の下まで繋がってない！何回か調整して感覚を思い出してもらい、苦戦していたカウエクササイズにもう一度挑戦。

するとさっき出来なかったのは一体何だったんだ！？というくらいあっさり出来て、二人で爆笑！

シ♭で声が詰まってたのが、その後上のドまでスムーズに出せるように！

話を聞くとグループレッスン後、丹田エクササイズは自主練習でやっていたけど、今日の体感と比べるとやっぱり薄いというかフワフワしてたとの事でした。

自分が思ってた以上に〇〇でした、というような自分の思考の枠を壊される体験ができたことが彼にとって良いショックだったようで、何度も限界の先へ行けたことが何よりも嬉しそうでした。そんな彼の表情を見てると私もすごく嬉しくなります！

1時間でのあの大きな変化を目の当たりにするとこの先、一体どこまで上手くなりすぎるんだろうとワクワク感でいっぱいです！

裏声ミックスの彼女から瞬時に地声を引き出す！

そして、もう一人紹介したいのがMさん。事前に送ってもらっていたビフォー動画での彼女の印象は、カメラを目の前にしても飾らず自然体で明るい素敵な女性。お会いするのがすごく楽しみでした！

さっそく動画レッスンを観てみての感想をお伺いすると、Chico先生の響きが凄すぎる！自分のを聴くとなんか違うし、こもってる感じがする。ちゃんとできてるか自信がなくて…とのこと。

1回目だから自信がなくて当たり前。納得できなくて当然。でも「私にできることはみんなにもできるよ！」とChico先生はいつもおっしゃいます！私もそう思います！コツコツ頑張っていきましょう！

彼女の歌唱の特徴として、高音で裏声ミックスになってしまうこと。でもロック大好きな彼女からするとそれじゃ物足りない！海外の歌姫たちのようなソウルフルでダイナミクス感のある声が欲しい！受講料の金額には驚いたけど、グループレッスンでずっと欲しかった声の感覚が掴めたという手応えや、今ここでやらないと寿命が来て死んでしまうやん！と、自分の人生に後悔しないために受講を決意したそう。

かつての私も全く同じこと思ってました！このまま、やり切ったという手応えもなく満足に歌えないまま死んだら私、ぜったい成仏できずにこの世に化けて出てくるだろうな、と。とにかく後悔したくなかった。Mさんのような思いきりというか、よし！やろう！という直感や潔さって本当に大事なんです。人生が、思ってもみないほどにキラキラと輝いてくるので。

それにREBELTINGなら全部解決できるから！ようこそ、歌姫の世界へ！大船に乗ったつもりでどーんと構えていて下さいね！

ではまずは喉の筋トレシリーズから！

何より彼女に驚いたのは、そのコピー能力の高さ！真似する力がすごい！特にリップトリルはしっかり裏声でできてるし、Chico先生のデモンストレーション動画と同じくらい喉を開けられてる！

素晴らしい！

挑戦する前は、裏声でやるのって意外と難しいとおっしゃってたんですけどね。

続いてカウエクササイズ、オープンハミングと続いていきます。

裏声ミックスに抜ける癖のある彼女は、地声のグリップを保つということが少し難しいようです。

でもね、すごく分かるんですよ。ベルティングを習得する前の私も全く同じタイプでしたから。

地声は危険という思い込みから、地声で出すと喉を痛めちゃうんじゃないか？とか、何だかとても悪いことをしてるような感覚に陥ってしまうんです。

それでも「大丈夫だよ！怖がらずに地声で出していこう！」と励まし、何度もデモンストレーションして成功体験を重ねます。

次のBA・BEスケールでは感情や態度、イメージを使って地声を解放していくんですが、とにかく大きなエネルギーが必要で、、だけど！！

実際にやってもらうと、うーん…声が小さい！！エネルギーが足りない！！！！

この時ふと、記憶が蘇りました。私が7年前に受けたワンボイスマスターコースの初回対面レッスンでの出来事。この時Chico先生から「もっと大きい声出せる！？」とめちゃくちゃ大きい声で言われたのを思い出したんです。テクニック以前のことを指摘され、私、良くも悪くもショックに打ちのめされて…でも限界と思っていた以上の世界を見せてくれたことは今でもすごく強烈に残ってる、いわゆる“恵みのショック”でした。だから大きな声、大きなエネルギーが何よりも大事！というこだわりが持てて、そのこだわりのおかげで生徒さんたちの内に秘めてる莫大なエネルギーを解放するお手伝いが出来てる。本当にChico先生の元で学べることがどんなに幸せなことかを噛みしめてる日々です。

話は戻り、Mさん、このくらい？こんな感じ？と自分の体を色々と探ってる様子。大きな声が出せるようになったら、今度は感情や態度を入れて声を整えていきます。

大観衆の前でスピーチしてるイメージで！

とか

ふてくされながらつまんねぇって感じでやって！

とか。ユニークなリクエストで瞬時に声を引き出すのがREBELTINGの魅力！

つまんねぇ感を出しながらスケールを上がっていくと、さっきまで声楽のような裏声ミックスだったのが嘘のように力強い地声の響きで上のレまで！

そう！それだよ！すごーい！と何度も二人で拍手！！Mさんすごく嬉しそう！！

最後に「あ」のスケールでアフター動画を撮りました。1回のレッスンでどこまで変わるか？Mさんには、あれこれ考えなくていいからとにかく不貞腐れて、つまんねぇ！めんどくせぇ！って言うように出してみて！と、ただそれだけお伝えしていざ挑戦！

ピアノを弾きながら彼女を見守ります。換声点に差し掛かる。でも彼女、涼しい顔して、なんと上のファまで軽々と地声の響きのまま上がっていました！

おぉーーーー！すごーーーい！と、私も嬉しくてたまりません！

だってたった1回、わずか1時間のレッスンでこんなにスムーズに地声の響きのまま換声点を越えられたんだから！

Mさん曰く「えー！本当に今できていましたか？なんか全然きついとか思わなかったです！いつもならもっと太い声で…とかあれこれ考えてしまうけど、つまんねぇの態度でいることだけに集中して口をぱっかーんと開けてる自分を鏡で見てたら何だか笑えてきちゃって！（難しく考えずにやれた）」と。