AMDAでの1学期目も三分の一終わりました!! ニューヨークに来てはや一ヶ月、色んなことが目まぐるしく起こっていて、体感は1年くらいいる感じです。笑

さすがブロードウェイ俳優を多く輩出する学校だけあって、授業では実際にブロードウェイの舞台に立った時に1週間、8公演に耐えられる歌い方や、身体作り、オーディションに向けての準 備の仕方、規律をしっかり普段の授業から叩き込まれています。

遅刻厳禁、show up が重視される

まず1番驚いたのは、すべての授業が、1秒でも遅刻をしたら欠席扱いになる事。

これは、将来実際にオーディションで時間厳守、締め切り厳守のルールをちゃんと守れるように 先生たちは授業の開始時間になって、教室にいなかった生徒を容赦なく教室に入れません。 最初はアメリカらしくないじゃん!と、びっくりしてました笑笑 実際にクラスメートが寝坊して、遅れてきて授業に参加できずドアの前で絶望してるのを何回かみ かけました笑笑

show upとは英語で"参加する"みたいな意味があって、この業界では多く使われるみたいです。 俳優として舞台の仕事を得るために、まずはオーディションにshow upしないと、舞台に立てませ

ん。その癖をつけるために先生達からは体調不良以外はどんな理由があろうと、授業に参加する ことを口酸っぱく言われてます。 特にこの事で印象的だったお話は、ミュージカルヒストリーを教えてくれるベテラン先生が、授 業中、ブロードウェイ俳優の一日の過ごし方を何回も何回も私たちに教えてくれます。

先生が、俳優になったら私生活でどんな事があろうと、舞台でお芝居しなきゃいけない。 舞台のお芝居に私情は持ち込めないんだから!!彼氏に振られて悲しくて、学校に行くのがしん どくても気持ちを切り替えて、授業に参加しなさい。クラスに入ったら私情を忘れて集中しなさい。

そうやって癖をつけるのよ!体調不良の時はちゃんとしっかり休んでリカバリーするの!! でもそれ以外で嫌な事があって休みたいと思う時は自分をプッシュして学校に来なさい。

と言われたのをすごく覚えていて、実は私も最近彼氏とお別れして、ショックで立ち直れそうにもなかったんですけど、自分が何でニューヨークに来たのかを思い出して、気持ちを切り替えて、授業にしっかり集中したらなんだか気持ちも楽になりました笑笑 休み時間はクラスの仲良い子達に大泣きしてるのをたくさん慰めてもらって、バランスとってました笑笑

自分を曝け出す

授業が始まって1週間目の放課後、空いてる教室を予約して、REBELTING ACADEMYのワンボイスマスターコースの課題投稿の動画を撮っていたら、 あれま!!なぜか急にポジションがわからなくなって、歌えなくなるスランプに陥りました。 急遽チコ先生とズームでお話しして、ブロードウェイとアムダを見上げ過ぎ!!と喝を入れられました笑笑

確かに英語の環境になれず、友達の歌の上手さに圧倒されて、ミュージカルのテクニックを教えて くれる先生は実際にブロードウェイで主役を何個も務める人、ブロードウェイで活躍する卒業生 の先生だったり、自分には程遠い世界だ...とほほとしてる自分に気づかされました。

Chico先生のレッスンでは常に楽しくてピョンピョン跳ねていたのを思い出して、何でだろうと考え た時、Chico先生の事を変に見上げず、私のサポーターとしてChico先生と関わっていたことに気がつ きました。

そこから、NYのすごい先生達は私のブロードウェイへの夢を叶えるサポーターなんだ、と言い聞 かせるようになってから先生達との関係も変わりました。

今までは怖くて質問もできなかったり、英語がめちゃくちゃだから話しかけてはいけないと勝手 にルールを作っていましたが、ダメな自分を見せてもいいんだと、失敗したり、めちゃくちゃな 英語を先生に喋るようになってから、先生達がわからない事を私の為にわかりやすく解説してく れたり、そのおかげで他の子に引けを取らずに授業についていけているような気がしてます。

留学生が私含めて3人クラスにいます。日本、プエルトリコ、イスラエル。その中でも私が1番英 語ができない自信しかないですが、みんな英語の文法がめちゃくちゃでも躊躇わず、クラスメート に話しかける、先生に話しかけるていう事をしていて、私も負けてられられない!って思いました 笑笑

先生達の教える事がリベルティングのメソッドと全く一緒!!

これが1番テンション上がりました笑笑 生徒たちには個人歌唱の先生が1人ずつついていて、今私はオペラの発声をベースに勉強してます。

最初は喉を開けるとか体をしっかり使うことを口すっぱく言われていました。

どうしてもベルティングを学びたかった私はオペラの発声は一番避けてきていたのでここで改めてしっかり学んでいますが、ベルティングとオペラって繋がってる!?と思わせられることがしばしば。

高い音になったら口を横に開く、C5の法則、ベルティングをする時はワンボイスコースのMIX2でやった鼻腔共鳴に持っていく。

口の表面で発声、発音しないで、ソフトパレットの奥を使って 歌って!!と言われた時Chico先生がいつも見せてくれていたベルトの帯（RESONATION BELT）の図がいつも頭の中に浮 かんできて、REBELTINGをやっていてよかった!と心の底から思います。

クラスメートにもベルターが何人かいますが、みんなのどの力みに悩んでいるので、あ、悩んでい たのはアメリカ人も一緒なんだ!と思ってからちょっと気が楽になりました。

特にエルファバをブロードウェイで演じていた先生のベルトは力みがなくて、でもしっかり力強く 歌う演技をしているのがわかるので、めちゃくちゃ勉強になります。

この前授業を受けたあと、Chico先生とズームでレッスンを受けた時、声と心の繋がりでアハ体験が ありました!!

ずっと学校の歌の先生にもっとお腹使って歌ってほしい!って言われてて、今のままだと喉で歌っ てるって言われててずっとそれが悩みだったんです。 ミュージカルのテクニックの授業では歌の歌詞を細かく分析して、キャラクターを具体的に自分 の体に落とし込む為に、実体験を使ったりします。

例えば、リトルマーメイド のパートオブユアワールド、アリエルが洞窟のコレクションをみて、" なんて沢山の宝物"という歌詞を歌う時、自分にとっての宝物は何?と聞かれるので、お気に入りのぬいぐるみ達、とか、ブロードウェイ俳優のサイン入りポスター達とか、自分にとっての宝物 を具体的に思い浮かべて歌ってって言われます。

その歌を歌うキャラクターと私自身がうまく体に落とし込まれてる時、体の余分な力が抜けて、 お腹から歌えてる気がしました。その時は全然力んでる感じもなくて、と話したら、腑に落ちる= お腹(丹田に落とし込む)って事だから、お腹がちゃんと使えてるんだよ!とChico先生に言われて、 そういうことかーー!となった時、ワクワクが止まらなくて、さらに楽しー!ってなりました! 笑笑

軽く歌ってるけど、演技で力強く歌ってるように見せるっていうのはこれに繋がってるのか なー!って思いました!

カルチャーショック

11月の頭、アメリカでは大統領選挙の影響で、ニューヨークの雰囲気がピリピリしていました。

実際に学校の近くで銃撃が何回かあって、改めてアメリカの銃社会の恐ろしさに触れたという か。日本では絶対にあり得ない事すぎて、オロオロしてました。

特にびっくりしたのが、大統領選挙の翌日の朝、トランプが大統領選に勝ったというニュースが あったりの学校は空気がものすごくドヨンとしていました。 さすが民主党支持者が多いニューヨーク、クラスメートが選挙の結果に泣きじゃくり続け、授業も ままならないくらいで、政治を考えて、怒って、涙を流して、絶望するという18歳を見て私は日本 と全然違う!とショックというか驚きを隠せませんでした。

その日たまたまミュージカルヒストリーのクラスがあって、先生が授業が始まる前にこの事を受けて、スピーチをしました。 未来のある力強い若い女性達、涙を拭きなさい。この結果に屈してはいけない。 あなた達は未来あるアーティストだ、怒りの矛先を暴力に向けるのではなく、表現に変えなさ い。武器を持つ代わりに、ペンを持ちなさい。怒り、悲しみを歌や、演技で表現するのよ!と まっすぐな眼差しでクラスメート達を見つめて話してる姿は今でも忘れられないです。

日本だったら絶対あり得ない笑笑

自民党総裁選の結果を見ても何にも感じなかった私はちょっとだけ、恥ずかしくなりました笑😅 選挙制度が違うから何とも言えないですけど。

あとは英語特有の肯定的な表現も、私は衝撃的でした
授業を、受けているとクラスメートから your voice is amazing とかbeautifulとか、褒めちぎられ ます。日本で授業を受けて、サイコーだね!とか言われた覚えがないです笑笑 どんな事も肯定する文化。失敗した時ですら、みんなの見本になってくれてありがとう。と言わ れるので、あぁだめだー( ́༎!ོོρ༎!ོོ`)と心が折れずに頑張れてます。とにかく先生もクラスメートもフランクです。英語がボロボロでも

自分が情けなくなって大泣きした日

4週目の金曜日、ミュージカルのテクニックのクラスで、自分の課題曲を衣装を着て、ステージングをつけて、クラスメートに発表する機会がありました。

もちろん、みんなの前で何回も歌って、色んな実体験を話して泣いて、とやっていたので、そんな に落ち込む必要すらなかったのかもしれませんが、授業が終わった後みんなのパフォーマンスのクオリティの高さに、自分の英語力と、パフォーマンスを比べて情けなくなり、悔しくて悔しく て、涙が止まらず、学校が終わってから夜寝るまで、人の目を憚らず、学校で、道端で、わんわん わんわん泣きました。笑笑

次の日起きたら目がパンパンすぎて開かなくなるくらいでした。笑笑

その時は久しぶりに鬼ネガティブモードでしたが、悔しい!が燃料になりめちゃくちゃ練習できて、2回目のパフォーマンスではよくなってるね!と言われたのが嬉しかったです 

とにかく色んな事が足早に過ぎ去っていくので、今にフォーカスするのは精神的にも体力的にも しんどいですが毎日ブロードウェイの劇場を見ながら帰る時に、自分は絶対にこの舞台に立つん だと言い聞かせて頑張ってます!

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＊アーティストは多忙な学校生活の中、技術の習得に集中しておりますのでDMで留学相談などはお控えください。
質問などございましたらREBELTING ACADEMYまでお問い合わせください。

2025年6月に東京にてブロードウェイに興味があるミュージカル志望者に向けたChika x Chicoのワークショップを予定しています。

【関連記事】
【Vol.1】名門音楽大学AMDAに合格したChikaさんのNYブロードウェイへの道！
https://www.rebeltingacademy.com/blog/chika-ny

 【Vol.2】Chikaのブロードウェイ奮闘記！〜NY寮生活編〜
https://www.rebeltingacademy.com/blog/chika-ny2

世界を目指す日本人アーティストへ

REBELTING ACADEMYには、将来性のあるアーティスト達が、それぞれの才能を高めるためにボイストレーニングに来られます。

今回、彼女の夢を実現するために、

• 世界基準のボイストレーニング
  
• アーティストの為のコンサル
• マインドワーク
• 入学オーディション対策レッスン
• 学校への推薦状
  
  などサポートさせていただきました。

大きな夢への第一歩を踏み出したChikaさん。

この記事を読んで、自分も挑戦したい！と才能がウズウズしてるあなたへ！！

先ずはそのバイタリティーに見合った発声の実力を手に入れて、世界へ挑戦してください！

あなたの人生はもちろん、日本人は歌えるんだ！という新しい世界を作っていきましょう！

REBELTING ACADEMYは夢に向かって頑張るあなたを応援しています！！

Chikaさんが受講した２つのコース

たくさん質問をいただくので紹介させていただきます。
Chikaさんが受講したコースが下の２つになります↓

ワンボイスNEOコース（1年間）
ワンボイスMASTERコース（NEOコース修了者限定・6ヶ月集中コース）
MASTERコース詳細はNEOコース受講生に公開させていただいております。

REBELTING ACADEMY INTERNATIONAL
世界を夢見るバイタリティー溢れる
未来の歌姫へ